日本語文法学会論文賞

日本語文法学会論文賞 規程

第1回日本語文法学会論文賞(2018年度)
「現代日本語共通語における終助詞ガ,ダ」18巻2号(2018年9月)
大江元貴氏 (金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系)
[受賞理由]
本論は、現代日本語共通語における「だめでしょうガ」「嫌だよーダ」のような「ガ」「ダ」を終助詞として位置づけ、これらが、文に特定の心的態度を「付加」するのではなく、文に含まれる心的態度を「顕示」するという機能を持つことを主張したものである。従来あまり議論されてこなかった現象に注目し、終助詞の意味類型を新たに提案した点が評価される。今後さらに議論を展開させる余地は残されているが、それも本論の新奇性と発展性の現れとして評価できる。以上から、日本語文法学会論文賞に値するものとする。