日本語文法学会2025年度7月のオンラインイベントについて(2025年5月24日)
日本語文法学会では,2023年度,2024年度と続けて,7月に「ポスターフォーラムとワークショップ」と称するオンラインイベントを開催してきました。
オンラインでの大会開催の利点を重視なさっている方の御希望に沿うため,また,コロナ禍で対面での大会の開催ができなかった時期に培ったオンラインでの大会開催のスキルを継承しておくため,大会とまではいかなくても,大会に準じたイベントをオンラインで開催したいということが,大きな動機付けでした。
開催にあたっては,本会の大会にないプログラムを行うということを原則としました。本会の大会には,いわゆるポスター発表のカテゴリーはなく,萌芽的な研究でもよい(そのため内容に関する審査はなし)というカテゴリーもありません。さらに,「シンポジウム」「パネルセッション」はありますが,「ワークショップ」という名のカテゴリーもありません。
そこで,このオンラインイベントでは,これらを補うという性質も持たせました。
7月初旬という開催時期は,ポスターフォーラムで発表した内容を発展させて,12月の大会に改めて応募(締切は8月下旬)することが可能な時期ということで設定されました。
会員各位の御理解,御協力,そして積極的な御参加のおかげで,過去2回のイベントは大きな成果があったと思われます。実際に,ポスターフォーラムでの発表内容を大会での研究発表につなげられた方も複数いらっしゃいました。
ただし,前期(前田直子会長)の運営委員会では,このイベントを恒常的なものとするかどうかは保留とし,その判断は次期の運営委員会に委ねることとしておりました。
今年度から発足した今期の運営委員会では,このオンラインイベントの意義を確認し,継続して開催していく方針を立てました。この方針は,評議員会の了承もいただきました。
単に継承するだけでなく,より充実させていきたいとも考えています。そのために,今期は,新たに「オンライン事業委員会」という委員会を,評議員会の了承のもと,立ち上げました。
ただし,今年度(2025年度)の開催につきましては,今期の運営委員会が発足してから開催時期まで時間があまりないため,ほぼ前回までの内容を踏襲することといたします。
ワークショップを公募の形式にする等の新たな試みは,少し時間をかけて検討し,来年度以降に実施したいと考えています。
つきましては,ポスターフォーラムの発表募集を行わせていただきます。応募要領を御参照の上,ふるって御応募ください。
ポスターフォーラム以外のプログラムにつきましては,現時点では未定としておりますが,詳細が決まり次第,改めてお知らせします。
オンラインイベントの参加申し込みに関する御案内も,後日,あわせてお知らせします。