「投稿要領」の改訂に関するお知らせ

日本語文法学会 学会誌委員会

 (※この「お知らせ」は,『日本語文法』20巻1号に掲載済みのものです。)

 本会の学会誌『日本語文法』への投稿論文に対する査読のシステム,そしてそれを支える「投稿要領」は,学会設立当初から非常によく整えられており,誇るべきものと言えます。
 しかしながら,近年,現行の「投稿要領」では想定されていなかった,そのため明文化されていなかった事態が起こるようになってきました。また,現行の「投稿要領」には,必ずしも現状に合っていない面も見られるようになりました。
 そのような諸問題に対処するため,必要に応じて,「投稿要領」の改訂を行っていくことにしました。
 非常に重要な事柄ですので,拙速にならないように,慎重かつ丁寧な議論を重ねながら行わなければならないと心得ています。
 今回は,合意が得られた以下の5点について,改訂を行います。20巻2号(2020年10月1日締切)への投稿から,この改訂を適用しますので,御投稿をお考えの会員の方には,御留意いただきたく存じます。

①「1. 投稿資格」に文言を追加します。
【旧】:
1. 投稿資格
 著者は,投稿時点で日本語文法学会会員でなければなりません。共著の場合は,筆頭著者が会員であることが必要です。
【新】:
1. 投稿資格
 著者は,投稿時点で日本語文法学会会員でなければなりません。共著の場合は,筆頭著者が会員であることが必要です。
 ただし,各号に投稿できるのは(共著の場合は,筆頭著者として投稿できるのは),投稿原稿の種類を問わず,会員一人あたり1本のみとします。なお,学会誌委員会からの原稿の依頼は,非会員に対しても可能とします。

②「4. 使用言語」に文言を追加します。
【旧】:
4. 使用言語
 本文,注,文献は日本語または英語で書いてください。題目,氏名,所属,要旨,キーワードは,日本語と英語(氏名はローマ字)の両方で書いてください。
【新】:
4. 使用言語
 本文,注,文献は日本語または英語で書いてください。題目,氏名,所属,要旨,キーワードは,日本語と英語(氏名はローマ字)の両方で書いてください。
 ただし,英語の「要旨」及び「キーワード」は,採用決定後に記載することも認めます。その場合,投稿時には該当する分量を空欄にして提出してください。

③「5. 投稿原稿の分量」の次の文言を変更します。
【旧】:
5. 投稿原稿の分量
 投稿原稿は,本文・注・文献と,日本語および英語の題目・氏名・所属・要旨・キーワードを含め,できあがり誌面で次の分量とします(投稿時に分量が超過している原稿は受理しないことがあります)。(後略)
【新】:
5. 投稿原稿の分量
 投稿原稿は,本文・注・文献と,日本語および英語の題目・氏名・所属・要旨・キーワードを含め,できあがり誌面で次の分量とします(投稿時に分量が超過している原稿は受理しません)。(後略)

④「6. 投稿原稿の書き方」の「(12) 謝辞等の記載」に文言を追加します。
【旧】:
6. 投稿原稿の書き方
(12) 謝辞等の記載
謝辞や,論文執筆までの経緯(研究発表・研究費・助言等)については,投稿時には書かないでください。採用決定後に,規定の分量の範囲内であれば付け加えることができます。
【新】:
6. 投稿原稿の書き方
(12) 謝辞等の記載
謝辞や,論文執筆までの経緯(研究発表・研究費・助言等)については,投稿時には書かないでください。採用決定後に,規定の分量の範囲内であれば付け加えることができます。記載の仕方は,稿末に「付記」の形式とします。

⑤「6. 投稿原稿の書き方」に「(13) 著者の秘匿性の厳守」を追加します。
【旧】:なし
【新】:
(13) 著者の秘匿性の厳守
著者が誰であるか分かるような記述は禁じます。著者の所属あるいは指導教員が分かるような記述も避けてください。著者自身の先行研究に言及する際も,客観的な記述を行ってください。著者の秘匿性が守られていないと判断される場合は論文を受理しないことがあります。