『日本語文法』17巻
17巻1号(2017年3月)
研究論文
- 形容詞連用形の「内面的用法」について―形容詞がヲ格名詞の様子を表す場合を例に―
- 永谷 直子
- 再帰構文における受動化の成立条件
- 小薬 哲哉
- 制限的連体修飾節のタイプ分け
- 三好 伸芳
- 現代語における時間を表すヲ格について
- 佐伯 暁子
- 複合助詞ノヲにおける格助詞用法と接続助詞用法の連続性について
- 申 義植
- 南琉球宮古方言の終止連体形―方言に見る活用形の合流―
- 衣畑 智秀
- 動作主認識の副詞的成分についての一考察―統語的分布と意味解釈について―
- 松岡 幹就
書評論文
- 山森良枝 著 『パースペクティブ・シフトと混合話法』
- 田村 早苗
- 志波彩子 著 『現代日本語の受身構文タイプとテクストジャンル』
- 益岡 隆志
- 福沢将樹 著 『ナラトロジーの言語学―表現主体の多層性―』
- 野村 眞木夫
- 三原健一 著 『日本語の活用現象』
- 長谷川 信子
- 上山あゆみ 著 『統語意味論』
- 藏藤 健雄
17巻2号(2017年9月)
特集 文法性判断に基づく研究の可能性
- 文法性判断に基づく研究の可能性
- 三宅 知宏
- 容認可能性と言語理論の説明対象
- 上山 あゆみ・傍士 元
- 日本語史研究と文法性判断
- 宮地 朝子
- 文法研究におけるデータについて―文法研究は経験科学たりうるか―
- 金水 敏
研究論文
- 三種類の逆使役と様態・結果の相補性
- 宮腰 幸一
- カキ料理構文における「X のZ」の意味的関係
- 三好 伸芳
- 書き言葉におけるワケダ使用の必然性について
- 小井 亜津子
- イベント名詞句からの抜き出しと前提性
- 阿久澤 弘陽
- 日本語と韓国語のアスペクト体系に関する一考察―徳島方言との対応関係を中心に―
- 高 恩淑
書評論文
- 宮岡伯人 著 『「語」とはなにか・再考―日本語文法と「文字の陥穽」―』
- 村木 新次郎
- 森 勇太 著 『発話行為から見た日本語授受表現の歴史的研究』
- 澤田 淳
- 定延利之 著 『コミュニケーションへの言語的接近』
- 橋本 修
- 小西いずみ 著 『富山県方言の文法』
- 真田 信治
- 金 智賢 著 『日韓対照研究によるハとガと無助詞』
- 庵 功雄