『日本語文法』4巻
4巻1号(2004年3月)
研究論文
- 現場指示と直示の象徴的用法の関係―日韓対照研究の観点から―
- 金 善美
- 軽動詞構文としての「青い目をしている」構文
- 影山 太郎
- 評価のモダリティ形式のタ形について
―「べきだった」「なくてはいけなかった」「ざるを得なかった」―
- 高梨 信乃
- 所有物主語の受身文の出現様相―受身文内の共起要素との関連性を中心に―
- 裴 銀貞
- The Reason We Have to Say NO:
On the Distribution of Japanese Pronominal Phrases with a Particle NO
- MATSUDA, Yuki
- 同時結節のしくみと東京方言談話
- 沖 裕子
- 日本語の視覚表現における虚構移動
- 松本 曜
研究ノート
- 「働きかけ」のモダリティを持つ引用句に関する一考察
- 鈴木 美恵子
書評論文
- 仁田義雄 著 『副詞的表現の諸相』
- 山岡 政紀
- 金田章宏 著 『八丈方言動詞の基礎研究』
- 小林 隆
4巻2号(2004年9月)
特集 〈周辺〉〈例外〉の魅力 ―そこから見えてくるもの―
- 〈周辺〉〈例外〉は周辺・例外か
- 梶田 優
- 周辺性・例外性と言語資料の性格―その相関の考察―
- 田野村 忠温
- ミ語法の構文的性格―古典語における例外的形式―
- 青木 博史
- 周辺的な尊敬文の考察
- 天野 みどり
- 「サ入れ」表現に見られる動詞・文型
- 岡田 ジュディー
研究論文
- 「VNする」の自他交替と再帰性
- 金 英淑
- 岩手県遠野方言の非動的述語及び否定のテンス
―〈過去〉の場合における「―ケ」の使用を中心に―
- 高田 祥司
- 日本語の記述的研究から独立した習得研究の必要性
―日本語学習者による対のある自他動詞の活用形使用を例として―
- 中石 ゆうこ
- コピュラ文の分類と名詞句の性格
- 丹羽 哲也
- いわゆる詠嘆の「も」について―対象の再認識という心的処理―
- 澤田 美恵子
- 式根島方言の可能形式2種の意味領域―「能力可能」と「一般可能」―
- 永澤 済
- 近世期資料にみる「はず」のモダリティ化
- 菅 由美子
研究ノート
- 人の《特性》と《状態》をあらわす存在文―「~がある」形式について―
- 新居田 純野